前回までは私が働いていたガソリンスタンドの労働環境の実態について語らせていただきました。その記事がこちら⇓
今回はそんな酷い労働環境でも半年続けた私が何で辞めるに至ったか語っていきたいと思います。
アルバイトが続かないようじゃあ、社会人なんて務まらない。そんな思いからアルバイトを続けていた。
ガソリンスタンドの労働環境はロクでもありませんでした。それでも半年続けた理由は、序章でも述べましたが、このくらいの理不尽に耐えなければ、社会人として普通にやっていくことはできないという考えからでした。
これは私がまともな社会人になるための試練なんだと。日本で社会人としてサラリーマンが勤まらなければ、ロクでもない末路を辿るということを日頃から植え付けられていましたからね。そうはなりたくない。だから耐えなければならないと思っていました。
でも毎回本当にしんどかった。真冬の中洗車させられたり、それはまだ良かった。体力的には耐えられました。でも周りのDQN店員の罵倒やパワハラ、下手したら暴行を受けるかもしれない恐怖、ちょっとしたミスで鬼のように罵倒されるので常にビクビクしていました。
とくに自分は普通の人間よりもミスも多く、不器用で大失態をやらかしまくっていましたから、その劣等感も重なり精神的にもだいぶ参っていました。
そしてミスした時に自腹を切らされ、消えていく財布のお金。
こんなのが続くので、アルバイトがある日は憂鬱でたまりませんでした。下手したら前日から憂鬱でしたね。
シフトをあまり入れていなかった私を気に入らない方がいた。
私が働いていた店には、Yという40歳のおっさんがいました。彼は一応本業があって、スポーツ選手をやってる方だったんですよね。
最初私と初対面だったときは、普通に優しかったです。仕事も教えるときも笑顔で丁寧に教えてくれましたが、日が経つにつれて、私のダメっぷりを見て当たりが強くなっていきましたね。「お前頭悪いな。アホやわ」などと普通に言ってくるように・・。
そんなYさん、私が学業優先でシフトをあまり入れないことがお気に召さなかったようで、私とYさんのシフトが被るときは、会う度に「シフトあまり入らんと気楽なもんやなあ」とか「年末お前はどうせシフト入らんねんやろ?」と嫌味を言われるようになりました。
それでも私は学業優先を謳い、シフトが週3以上入ることは頑なに拒否しました。この様子を見ていて、当然Yさんが面白いわけがありません。
ついにYさんの積もりに積もった鬱憤が爆発する。
ある日、通常通りアルバイトのシフトが入っていた日であった。私はいつもどおり店に着いて、着替えを済ませ、そのまま現場に出ました。
するとYさんがいたので軽く挨拶をしたところ、普通にスルーされてしまいました。シフトの件で怒ってるんだなあと思いながら、お客さんの車が来たので接客をしていた時でした。
「ああああああああああ!!!!!!このやろおおおおおおおおお!!!!」
それは尋常ではない怒り声であった。声のするほうを見てみると、そこにはYさんがいて、酷く怒っている様子でした。何事かと思ったが、接客の途中だったので、それを済ませました。その時でした。
「ボンズゥゥううううううう!!!!!!お前来いやあああああああああああ!!!!」
振り向くと、Yさんがいきなり私の胸ぐらを掴み、裏のほうへ私を引っ張っていきました。そして、裏のほうに着くと、いきなりケツに何か力が入ったのと同時に少し鈍い痛みを感じました。
「え?・・・・・・」
一瞬何が起きたのか分かりませんでしたが、すぐにケツに蹴りを入れられたんだなということがわかった。力の入り方からして思いっきり蹴られた感じがしましたが、何故かあまり痛みを感じなかったのを覚えています。
そしてそのまま事務所にいるマネージャーのもとへと連れていかれました。
Y:「こいつのせいで客にしてやられた!!こいつが来たタイミングでや!!!こいつのせいに決まっとる!!」
マネージャー:「まあ落ち着けって、何があったんや」
どうやらYさんが対応していた客がガソリンを入れた後にそのままお金を払わず逃亡してしまったそうだ。
それを私が来たタイミングで起きたから、私のせいでお客に逃げられたというとんでもない理由で私はケツに蹴りを入れられたのだ。明らかにYのせいだ。Yは続けてマネージャーにこう言った。
Y:「こいつとシフト被らせないでください!!!!顔も見たくないです!!」
そしてそのままYは外へ出ていってしまった。この時ばかりはマネージャーは私に同情をしていたようだった。
マネージャー:「まあ、お前もとばっちり受けたけど、お前も周りをちゃんと見てないとあかんかったで」
とマネージャーは私に言いましたが、もう限界だった。その日は普通に仕事をこなして帰ったが、もうさすがに辞めようと思った。
ある病気にかかり、入院する羽目になったのでこれを機に辞めることにした。
病名は言いませんが、その1週間後にある病気にかかりまして、救急車に運ばれたんですよね。そして手術をすることになり、入院する羽目になりました。
これを機会に私は電話でマネージャーに辞める旨を伝えました。
ガソリンスタンドで特に忙しい店でアルバイトするのは辞めたほうが良い。
こんな感じでガソリンスタンドの人間はDQNが多く、性格もひん曲がった方が多いのでアルバイトはしないほうが良いです。
ま、店にもよりますが、私が働いていたようなガソリンを安く売っていて、常に客が多いフルサービスの店は本当に労働環境が酷いようだ。
体力的にきついだけじゃなく、精神もやられます。おまけに作業環境もあまり良くないので下手したら命もありません。
もしガソリンスタンドで働きたいなら、セルフ式のガソリンスタンドがお勧めだと思います。私は働いたことありませんが、友人はアルバイトをしていました。話を聞いたところによるとじっとしていることが多いので暇なくらいということ。楽だと言ってましたね。
まあどんなお店にしろ、忙しそうな店は選ばないほうが良いですね。後ガソリンスタンドで水抜き剤などの備品は買ってはいけません。はっきり言って大損ですので。
コメント
ボンズさんは、バイトより学業優先というのを徹底されていたところが素敵に思いました。学生なのにバイト先から仕事を強要されて辞められない、という記事を昨今目にしますが、本末転倒ですね。バイトのよいところはバックレができるところですからwww。
ボンズさんがバイトしたガソスタは無法地帯と化してたんですね。おそらく社員教育が行き届いてないような気がします。
こちらがガソスタを辞めた原因は、「配達ができないのか」とスタッフから罵られたのが発端でした。夜と日祝日の勤務だったので、長期休暇で昼間シフトになった途端に配達を命じられたのですが場所がわからず、役立たずらしきことを言われました。危険物取扱者(乙4)を取得する目的でガソスタでバイトしていて、乙4取得していたのと、ガソスタバイトも飽きてきていたので、丁度いい頃合いだと判断し、電話で辞めることを一方的に伝え、ジエンドしました。
当方、事務職です。45歳でセミリタを目指してます。39歳の時より意識して資産形成してます。もっと早くセミリタの生き方を知っていればよかったのに、と悔やんでます。
ガソスタ記事、懐かしく読ませていただきました。ありがとうございました。
星 玉三郎様
コメントありがとうございます。
一応良い人もいたんですよ。
マネージャーが新人に暴力奮ってるのを見て、
辞めてあげてくださいってはっきりマネージャーに訴えたベテランの方がいました。
そんなまともな良い方もいました。
でも、DQNのほうが多かったですね。
星さんもガソスタで色んな体験をなさったんですね。
私も書いていて懐かしくなりましたね。二度とやりたくないですが。
45歳まで会社に勤めるなんて凄いですね。私には到底できません
35歳でのセミリタイア目指してますが、今の会社で何とか残り9年しがみつくと考えるだけでもきついです。
まあ、夢のためにも何とか踏ん張りたいものです。