先日会社の勧めにより、コミュニケーション研修なるものを受けた。
うちの部署の例のおじいちゃんが、課長に私とコミュニケーションがとりにくいことを伝えたことがきっかけで、それを改善すべく、私にコミュニケーションとは何なのか学ばせるため、受講させられたという経緯があります。
例のおじいちゃんについてはこちらの記事を参考に
さて、どんな研修だったかざっくり言うと、業務上でコミュニケーションをしっかり取れるようにするにはどうすれば良いかといった内容である。
コミュニケーションがうまく取れない理由には、相手があまり話してくれないとか、思うように相手が動いてくれないとか様々な理由がありますと。
なので相手にとってもらいたい行動をあらかじめ具体的に設定し、どうやってその設定した目的を達成させるかというのが今回の研修の大まかな内容であった。
例えば上司から仕事の依頼があれば、上司に依頼された仕事の目的、納期、注意点を話してもらおうとかそんな感じである。
まあそれができたら苦労しねえんだよという感じで聞いていた。ていうか相手にとってもらいたい行動を考え、どのようにコミュニケーションを取れば良いか考えている間に時間が過ぎていくのも嫌だったんだよな。
研修で得たものはある。
ただ、1つだけ今回の研修で得たものがある。
それは、相手から聞きたい内容を聞き出す方法で大切な要素は何かということだ。
ヒアリングで大切な要素は2つあり、1つ目は相手に傾聴する姿勢と、2つ目は質問内容だ。
その2つの大切な要素のうち、前者ができていて後者ができていない者、後者ができていて前者ができていない者、どちらが良いかについての問いで、答えは前者ができていて後者ができていない者ということで相手に傾聴する姿勢ができていて、質問内容は良くない人のほうが良いということである。
まあどちらもできていたほうが良いのが一番ではあるが、それほど相手に傾聴する姿勢、つまり話しやすい雰囲気を作ってあげることが最も大切であることを講師は強調していた。相手が話しているときに相槌を打ってあげたりとか。
質問内容が鋭い内容でも、相手に傾聴する姿勢がなければ、ただの尋問と変わらないと講師は言っていました。
コミュニケーションで大事なのは相手の話に傾聴する姿勢、そして話しやすい雰囲気かと・・。
私はこれを聞いて、まったくその通りだと思ったのと同時に、この研修私じゃなくて、うちの部署のあのおじいちゃんが受けたほうが良かったんじゃないかと思った。
おじいちゃんは課長に「ボンズとコミュニケーション取りづらいっすよ」なんて言ってたが、私はおじいちゃんが話しかけてきて、世間話をした時、ちゃんと相槌を打ち、相手の話を聞く姿勢を見せていた。
しかし、いつの日にかおじいちゃん自ら私に全く話しかけなくなり、それからは私に対する態度は冷たくなった。例えば私だけにはミスをやらかすと、声を荒げて怒ったり、私以外の人間が何かやらかしても笑って許したりしてたのに、あからさまに私にだけ態度が違いますからね。
今はあの録音の件以来、だいぶマシにはなりましたが、それでもいまだに私に世間話を振ってくることは無いし、空気扱いしてますから。
他の方にはもっと周りとコミュニケーションをしっかり取れなんてことも言われましたが、こんな状態だとコミュニケーション取りづらいじゃないか。
おじいちゃんは「ボンズ君とはコミュニケーション取りづらいっすよ。」なんて言ってたようですが、私のほうが取りづらいわ。
つまり話しやすい雰囲気が無いということだ。私にコミュニケーションをもっと取るよう促し、こういったコミュニケーション研修を受けさせ、私がコミュニケーションの取り方を学ぶより先に、話しやすい雰囲気を作ったほうが良いではないか。
就活の圧迫面接なんてものも論外ですよねえ。質問したことに対して相手の意思をしっかり聞きたいなら、圧迫面接なんてするべきじゃないんです。
人のコミュニケーションで一番重要なのは、傾聴する姿勢もとい話しやすい雰囲気を作ることだってことですよ。
ま、私も自分から話しかけないし、他人から見たら話しかけづらい人間だろうけど、話しかけてきたら普通に答えるし、高圧的な態度とかは少なくとも取らないです。相手によって態度を変えるということは基本しませんしね。
でも、もっと自分から話せとか言われても、それは性格上難しいので堪忍してもらいたいものです。