映画「メッセージ」を見た。
ちょうど2年前くらいに公開した映画だったかな。当初は淡々としていて眠くなりそうな映画だと思い、敬遠していたが、GW期間中にやっと見ることができた。
あらすじはこんな感じだ。
突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。
※Filmarksより抜粋
まあ、だいたいのあらすじはこんな感じだが、冒頭で主人公の女性ルイーズの過去っぽい映像が流れる。
ここからはネタバレに少し触れます!!
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冒頭の映像は彼女には幼い子供がいたんだけど、病気で亡くなってしまうというシーン。旦那もいたけど別れてしまうというシーンだった。
でも実はこのシーンは彼女の過去のシーンではなく、未来のシーンだったということである。
詳しくは映画を見てもらえればと思います。
エイリアンの影響により、彼女は未来が見えるようになるんです。
その未来が、映画本篇で一緒に宇宙船の飛来目的を探る理論物理学者のイアンと結婚し、子供を授かるが、イアンとは離婚、子供は病気で死ぬという未来だったんですね。
しかし、そんな悲しい未来になることが分かっているのに、彼女はイアンのプロポーズを受け入れるんです。
最後のシーンで彼らのセリフがこちら
ルイーズ:「この先の人生が見えたら、選択を変える?」
イアン:「自分の気持ちを、もっと相手に伝えるかも」
イアン:「一番の出会いは彼ら(ヘプタポッド)ではなく、君だ。」
そして彼女はイアンのプロポーズを受け入れる。
彼女はきっと現在の気持ちを大切にしたかったのだと思う。
私にとっての「メッセージ」
セミリタイアを目指している私も、セミリタイア後の不安というものがある。
ハイパーインフレが起きて、資産が目減りし、困窮してしまわないだろうか、大病を患い、資産を大きく減らし、セミリタイア生活が破綻して路頭に迷わないだろうか。
仮に未来がそうなるとして、セミリタイアしないで労働者を続ける道を選ぶかだが。
私の場合、労働していると決して幸せは訪れないと思っている。それは今も労働を続けてているうえで実感していることでもある。
私にとっての幸せは責任やプレッシャーに追われ、精神的な苦痛を伴わない世界で生きることであると思う。それと長期的に続く煩わしい人間関係で消耗しない世界(短期であればその期間我慢するだけで良いし、長期でバイトしている場合でも、資産が十分にあるうえで、いつでも辞められる状態であれば、辞めてやれば良いだけのこと)。
正社員で定年まで仕事を続けていたら、とてもじゃないがそんな世界は定年まで訪れない。
でもセミリタイアして、ハイパーインフレが日本を襲ったら、セミリタイアどころではなくなるかもしれない。
しかし、それでも仕事を続けるか?
まあこの場合、仮にハイパーインフレが起こる未来が分かっていたとしていたら、状況が落ち着くまで仕事を続けるかもしれないが
まあ現実、未来なんて分からないのだから、「セミリタイアするかしないか?」については最終的には自分の現在の気持ちで判断するのが重要なのかもしれないということだ。
映画の登場人物ルイーズのように過去でも未来でもなく現在の気持ちに従う。
たとえハイパーインフレや大病を患ったりすることで資産が目減りし、セミリタイアが破綻する可能性があろうと、自分が抱いている気持ちに嘘はつけない
これがこの映画の私に対する「メッセージ」なのかもしれない。
コメント
未来のことなんてわからないから、今一番やりたいこと、自分の気持ちを優先して行動した方がいいような気がします。
それに今の日本だといくらでも仕事はあるので食いっぱぐれることもないでしょう。
私も不安はありますが「何とかなる」精神で自分の気持ちを優先してやってみるつもりです。
クロスパール様
自分がしたいようにする。それが一番ですね。
クロパーさんも自分の時間を優先したいから最近仕事辞めましたもんね。