他人を「お前」呼ばわりする人間ってのはどこにでもいるものだ。
うちの父親もそうだが、会社の上司でも他人のことを「お前」という奴はいる。
身内でもない他人に「お前」という二人称を使って呼ぶのは、他人を自分より下に見ていると判断されるので、良くないと思う。
こういう理由から赤の他人のことを決して「お前」とは言わない。
もちろん会って初めての人間に「お前」なんて普通は言わない。
でも親しくなってくると、「お前」と呼ばれるようになるのは普通にある。
仲の良い友人も、私のことを「お前」と呼ぶが、それは大して気にならないんだよな。
でも親しくない人でも、最初から「お前」と呼んでくる人間も大して気にならない。
みんなにも、使っているからかな??
親しくない人間でも「お前」と言う人間に違和感を感じないのは年上の方に多い。
年下だと、ちょっと違和感を感じてしまうが、年上も年下も関係ないと思うようになってからは、年下にたとえ「お前」と呼ばれても違和感を持たないようにはしたいと思ってはいるが・・。
ところで「お前」と呼ばれて、違和感を持った人間についてだけど、それは会社の例のじじいだった。
私のことをかなり嫌ってるじじいね。私も嫌いだけど。
この会社の例のじじいに、「お前」と言われると、不快極まりないのだ。
というのは明らか私にしか使わないからである。
それと最初は私のことは「君」と呼んでいた。それが「お前」に変わった。
こちらに対する印象が変わると、態度も変わったのが気に食わない。差別であると感じるから、不快感が出る。
違和感の正体はこれかな。
もしこのじじいが最初のまだ優しかった頃から私のことを「お前」と呼んでいたら、そこまで気にならなかったと思う。
要するに私は相手によって態度を変える人間が大っ嫌いということになるのかな?
苦手な相手でも、人によって態度を変えず、普通に接してくるのであれば、苦手でも嫌悪感を抱くことはない。
私は、他人から「お前」と言われても、普段はあまり気にならない。だが相手によって態度を変えて「お前」と呼ぶ人間は嫌いということかな。
まあこれも、「お前」という呼び方が、相手を見下した言い方であるという認識からきているものだからだろうなとは思う。